仕事が多い東京での就職を目指して上京する人も多いが、そこでネックとなるのが生活費の高さである。

東京は物価・家賃の相場が共に全国トップクラス。
そのため生活費も高くなりやすいので就職したばかりで給料が少ない時はお金のやりくりに苦労する可能性が高い。

特に負担となるのが家賃で東京の家賃相場は7万円前後と神奈川県より5千円以上、千葉県より1万円以上も相場が高いのだ。
基本的に家賃は手取り給料の3分の1以内に抑えるのが理想と言われているが、家賃7万円の場合は手取りで20万円は必要となる。
新入社員の額面上の給料は20万円前後でそこから税金などが引かれると手取り額は17万円前後、家賃7万円の物件に住むのはかなり厳しい。

物価の高さは安売りのスーパーを見つけたり自炊をしたりすれば軽減できる。
しかし、固定費である家賃は一度契約してしまうと引っ越しをしない限り常に大きな負担となる。
そのため就職したばかりの頃は家賃の安い物件に住むのも生活費を抑える上で重要なのだ。

家賃が安く立地もそれなりに良い物件はすぐに埋まってしまうので、見学者が多い土日ではなく見学者が少ない平日を中心に物件を探せば安い物件が見つかる可能性も高くなる。

加えて東京都の中でも比較的家賃相場の安い地域を探すのも重要だ。
23区内なら足立区や葛飾区などが家賃の相場が安い傾向にある。

またどの駅の周辺かでも家賃は大きく異なるため、四ツ木駅や上石神井駅などワンルームなら家賃6万円以下の物件が多い駅も珍しくない。